メンズファッションというと、今はおしゃれに見えるか、清潔感があるか、流行に合っているかを考えることが多いです。
でも、男の服にはそれだけでは語れないものがあります。
昔よく着ていた服。
初めて自分で選んだ服。
少し背伸びして買った服。
もう着なくなったけれど、なぜか捨てにくい服。
そういう服には、その時の自分の思い出が残っている気がします。
学生のころに着ていたパーカーを見ると、放課後の帰り道や友達と過ごした時間を思い出すことがあります。
初めて買ったジャケットを見ると、大人っぽく見られたかった自分を思い出すこともあります。
服はただ体を包むものですが、時間がたつと記憶を包むものにもなるのかもしれません。
その時は何気なく着ていた服でも、あとから振り返ると、そのころの自分の気分や生活が見えてきます。
少し派手な服を選んでいた時期。
黒やグレーばかり着ていた時期。
流行を追いかけていた時期。
とにかく楽な服を選んでいた時期。
どれも、その時の自分らしさだったのだと思います。
男の服は、女性のファッションほど細かく語られないこともあります。
でも実際には、男にも服にまつわる思い出があります。
誰かに褒められてうれしかった服。
大事な日に着ていった服。
失敗したなと思った服。
なぜか妙に気に入って何度も着た服。
そう考えると、クローゼットの中はただの収納場所ではなく、小さな思い出の置き場所にも見えてきます。
もちろん、古い服を全部残しておく必要はありません。
でも、捨てる前に少しだけ思い出してみると、その服を着ていたころの自分に会える気がします。
メンズファッションは、今の自分を見せるものです。
そして同時に、昔の自分を思い出させてくれるものでもあります。
男の服にも思い出がある。
そう思うと、何気なく選ぶ今日の一着も、いつか懐かしい記憶になるのかもしれません。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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